EchoのBindでクエリとパスパラメータを構造体に入れる方法

始めに

普段GoでAPIを作るときはよくEchoを使っていますが、 コードリーディングしたらクエリとパスパラメータを構造体にサクッと入れる機能を知ったので紹介します。

前提知識

Echoでは次のやり方で値を取得できます。

  • e.Param(key)でパスパラメータ

  • e.QueryParam(key)でクエリパラメータ

  • クエリパラメータ

// curl localhost/users?name=gorilla
func(c echo.Context) error {
	name := c.QueryParam("name")
	// gorilla
	fmt.Println(name)
	...
}
  • パスパラメータ
// curl localhost/users/gorilla
e := echo.New()
e.GET("/users/:name", func(c echo.Context) error {
	name := c.Param("name")
	// gorilla
	fmt.Println(name)
})

  • API定義はPUT /users/:id
  • リクエストボディは{"name": "xxx"}

という定義になっているとします。

その場合、次の処理をします。

  1. c.Param()でパスパラメータからidを取得
  2. c.Bind()でリクエストボディからは更新データを取得
  3. idとnameを構造体に入れて、O/RマッパのUpdateを使って更新
type User struct {
	ID   int    `json:"id"`
	Name string `json:"name"`
}

e.PUT("/users/:id", func(c echo.Context) error {
	id := c.Param("id")
	var u User
	if err := c.Bind(&u);err != nil {
		// error handling
	}
	u.ID = id
	db.Update(&u)
	...
})

やり方

ただ、これだとidとnameのデータ取得方法がそれぞれ異なるのでチョット面倒です。

そこで、構造体にquery or paramをつけてc.BindすればEchoがよしなに クエリパラメータorパスパラメータを構造体に入れてくれます。

次の例はparamをつけてパスパラメータのidを取得しています。

type User struct {
	ID   int    `json:"id" param:"id"`
	Name string `json:"name"`
}

e.PUT("/users/:id", func(c echo.Context) error {
	var u User
	if err := c.Bind(&u);err != nil {
		// error handling
	}
	db.Update(&u)
	...
})

雑感

一応この機能は公式ガイドに書いてありましたが、コードリーディングして見つけました… ちゃんと公式ドキュメントを読もうねって気持ちになりました。


Go

2020/09/19 00:00